AI革命の未来

AI革命の未来: 松尾豊氏・鈴木健氏・ShaneGu氏・上野山勝也氏が語る、最新トレンドと課題

GLOBIS学び放題×知見録 2024年7月15日
この対談は大変面白い対談です。 要約を下記にまとめます。
セッション「AI革命の未来」では、松尾豊氏、鈴木健氏、Shane Gu氏、上野山勝也氏がAIの最新トレンドと課題を議論しました。議論の中心は、AI技術の進展、AGI(汎用人工知能)の可能性、そしてこれらの技術の実用化と社会への影響についてでした。 松尾氏は、AIの戦略的な重要性を強調し、日本がAIの最前線を走り続ける必要性を述べました。鈴木氏は、AIによる頭脳労働のリプレースメントが進んでいることに触れ、特に感情労働が今後も重要であると指摘しました。Gu氏は、基盤モデルの再現性が今後のAI競争において重要であり、日本市場がAI実装の重要なトリガーとなる可能性が高いと述べました。 議論では、AI技術の実用化に向けた具体的な取り組みとして、ハイブリッドモデルの活用や社会実装のための法規制の整備が必要とされました。特に、AIと他の技術分野(例えば半導体やエネルギー)の連携が強調され、これにより技術の実用化と拡大が進むとされました。 また、日本のスタートアップが国際的に競争力を持つためには、アジア全体と連携してマーケットを広げることが重要であると提案されました。これには、アジア諸国と協力して大規模言語モデル(LLM)を開発することが含まれます。さらに、AI技術の進化とともに、バイオテクノロジーや意識研究などの新たな分野への応用も期待されています。 最後に、技術者と政策立案者が密接に協力し、AI技術の社会実装を促進するための環境を整えることが重要であると結論づけられました。

生成AIの現状と今後/熟練技を手放して、AIと手を結ぶことが重要/Soraとこれまでの動画生成AIの違いとは?/NVIDIAの代替手段はあるのか?【松尾豊×岩村水樹×上野山勝也×川上英良×関灘茂

GLOBIS学び放題×知見録 2024/04/29現在の対談
この対談では、生成AIの現状と今後の展望について議論されました。昨年はGPT-4やジェミナイ、動画生成AI「Sora」など、多くの生成AIが登場し、AI技術の進展が急速に進みました。特に日本でもAI活用の動きが加速しており、生成AIを業務に取り入れる企業が増えています。今後は、AIを効果的に活用するために業務全体の改革が必要であり、これが成功すれば大きな効果が期待されます。 また、医療分野におけるAIの活用例として、診断支援や予測医療が紹介されました。AIは特に画像診断で大きな進展を見せており、今後は予測や介入の分野での発展も期待されています。しかし、医療データの活用やフィジカルな部分でのAIの限界も指摘されました。 企業の競争力強化には、AI技術の進化と同時に、クラウドやデータベースの活用が重要であるとされています。特に、データの統合や処理の柔軟性が向上すれば、業務効率が大幅に改善される可能性があります。 最後に、日本企業がグローバルな競争で優位性を持つためには、スタートアップの活躍や技術革新が鍵であり、各分野でのAIの実践的な活用が求められると結論付けられました。
実は日本のAIポテンシャルについては社会的にはかなり高いという話です。個別には色々な問題があります。もはや日本人は最先端技術に触れてもいないし、勿論、操作も思想もおいついていない。という問題点は大きな問題です。 しかし、社会実装を考えた時には全国にハイスピードインターネットの環境がある。機械化もそこそこ進んでいる。国民全体の学力レベルが均一的である等です。それらの基盤をどう活かすか?という所に今、日本はいます。 例えば、地域のお店や事業はどうなっていくのか? まず、検索エンジンは多分無くなります。 アシスタントのようなものが居て、お店も、顧客も、アシスタントのようなものを介してやりとりが出来るようになるでしょう。 現在でも、決済手段がスマホで出来ればほとんどがオンラインで可能です。。 「どれこれ頼んでくれる。」とアシスタントに言うと、 「〇〇注文できますか?」 「あります。届けますか?」お店のアシスタント 「頼みます。」顧客 「ではこちらが配送です。金額は本体〇〇円 配送◯◯円です」お店のアシスタント 「はい、こちらがお支払い証明です。」顧客アシスタント というようなものになっていくでしょう。 全ての事業だと難しいと思いますが、飲食店等や日用品はそのような注文が可能になるでしょう。 ただ、問題は人間は比較をしたいという欲求があります。そこはまだどうなるかは難しいですが、やはり複数の情報を比較するような仕組みがあれば可能かもしれません。 AIは個人アシスタント的なものになると思います。問題はそこまでいつ到達するか?です。 従来だと、それは遠い未来の出来事だと思っていたのが、現代AIでぐっと近づいてきた感じです。 勿論、インターフェースは何なのか?今のスマホのようなものなのか?もしくはもっといつも身につけるものになるのか? その方法は?等、の課題が沢山出てきます。電力はどうするのか?等もそうです。 ただ、過去のようにコンピューターはもはや閉じた箱では無く、中央集権化された知識の集合体があれば良いという話です。 人間は、そこにアクセスする。まさにターミネーターの世界です。 記事:丸山 真吾

投稿日:2024-07-15


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