果たして日本は変われるか?

東洋経済オンライン 外部リンク 内田樹氏の言っている事は的を得ています。

大人しくなった若者たち

1960年 70年代の若者たちは過激でした。今、テロリストというと中東や、アフガニスタンとかの遠い国の出来事のように聞こえますが、日本の連合赤軍は世界的に過激な活動をしていた事で有名です。テルアビブ空港乱射事件、ハイジャックをし、監獄に入れられた連合赤軍を解放したりしました。 日本政府は「命は地球より重い」という言葉を生み出した事件です。 その昔、日露戦争に勝利した日本は一等国になった。 まあ、明治維新からの富国強兵で対外国での戦争に勝っていった事が敗戦に向かう原因を作った訳ですが、当時の日本人の生真面目さと一途さはすごいものがありました。

日露戦争の歴史 完璧版 アメリカ報道 日本語吹き替え版

※これはアメリカ版の報道なので3者の視線の報道ですね。今はこのように歴史を学べる事は素晴らしい事です。 歴史 日本語吹き替え CH 他にも歴史的話の沢山の動画があります。

現代日本人

ひるがえって現代です。政治の質の悪さはそうなのですが、それを選んでいるのも国民です。政治はあくまで国民の総意の鏡でしかありません。 もっとも大きな原因は例えば、世襲議員を批判する人々は多いですが、実は我々自身も世襲世代だという事があります。 苦労して敗戦から立ち上がった世代、子供には同じ苦労をさせまいとする世代が育て上げたのが今の親の世代。 過保護に育てられた親から、育てられたのが今の社会中堅世代という事になります。それも時代と言えば時代ですので批判するつもりはありませんが、その実情からどうするか? またどう出来るのでしょうか? 非常に複雑な世界情勢の中、閉塞感だらけの日本がどうなっていくのか?

変化の台頭

最近の日本はこのままで本当に良いのか?という空気感が少しだけ出てきました。それは社会変貌にあらわれてきています。 まず、日本メディアの衰退と、ネットメディアへの移行です。 しかし、日本が再度勃興するには一度現在の状況が落ちるところまで落ちないと人の意識は変わらないでしょう。 そういう意味で、かなり日本社会が落ちる所まで落ちている感が出てきた感じがあります。 変化の兆しは、先日の「都知事選」で現れました。 1位は小池百合子 2位に蓮舫氏では無く、石丸伸二氏 3位に蓮舫氏 4位に田母神氏 5位に安野貴博氏 6位に内海聡氏 7位にひまそらあかね氏 8位に石丸幸人氏 9位に桜井誠氏 10位に清水国明氏 となりました。 注目は2位の「石丸伸二」氏と蓮舫氏以降です。 ReHacQ公式石丸伸二が緊急登場】激論!都知事選とメディアの功罪【西田亮介&高橋弘樹】  これは従来の政治状況ではあり得ない結果です。 基本、日本は政界とメディアがスクラムを組んで世論を牽引する役割を延々と続けてきました。 しかし、今回の都知事選は「広島県 安芸高田市」という非常に小さい市長の「恥をしれ恥を!」といういわゆる従来の政治体制に対して反発する若い人がネットにより注目を浴びた結果、既存政党に対する都民の不満を一気に背負いなんと立憲民主党と共産党までもバックについた「蓮舫氏」を抑えて2位になった。  2024年は21世紀に向けて大きな変化の胎動が始まっています。 小池百合子氏は学歴詐称の問題が騒がれましたが、ここは年配岩盤層が人口の最も分厚い層であり、それらのテレビ世代が投票した事がわかります。 しかし、2位の石丸伸二氏はテレビによって動かされた層ではありません。間違い無くネットであり、Youtubeがもはや大きなメディア層になっている事を表しています。  しかもYoutubeは世界的メディアです。NetflixやHuluとかもそうですが、Youtubeは自己検閲があるにせよ世界的に縦横無尽に投稿出来るメディアとしては世界的影響力を持つ大メディアに成長しました。そしてそれがこの日本の広島の小さな市長だった人が都知事選に出馬し、第2位の得票数を得る社会影響を持つ時代になった事を意味します。  知名度的には圧倒的にある「元あのねのね」の清水国明氏は日本の純粋保守の桜井誠氏の得票の半分にも届いていません。 また「公金チューチュー」を流行らした「ひまそらあかね」氏が7位に入る。6位はワクチン批判の内海聡氏と、ツイッターやYoutubeで台頭した人々が今回の都議選で上位の得票を得たことは特筆に値します。 ただ、石丸伸二氏も色々な事を言われ始めていますが、それはいわゆる共産党ファンや蓮舫氏の応援団や左派の市民グループがネット工作を色々としているので、その可能性もあります。ただ、既存政党批判が「石丸伸二氏」に流れた事は間違いありません。 今後、日本国民としての日本人がどう考え、どう行動するか?が鍵になるでしょう。

【日経最高値の日本とYouTube】自民党幹事長・茂木敏充/都知事選・石丸氏人気の分析/新NISAの秘策を明かす/ライドシェアを解禁せよ/「茂木マニュアル」の真相【Deep Interview】 PVOT 公式チャンネル

変化が今後どのように起きていくのか? 果たして私達はどう生きていけば良いのか? 2024年は大きな分岐点になるでしょう。 記事:丸山 真吾

投稿日:2024-07-12


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