AI時代の地域情報(その1)

日本の地域情報への影響

2024年3月、Googleは検索アルゴリズムを大幅に変更しました(正確には2023年9月から)。これにより、ウェブサイトの表示順位が大きく変わりました。 多分、そのグーグルの施策によってアクセスが急減し顧客が減った事業者様も少なからずいると思います。 世界的に90%以上、アクセスが低下した事業者もいて事業の存続が不可能になったところも多数いるはずです。 グーグルは残念ながら色々な会社を一気に潰せる位の力を持った事。 又、それを実行する会社になってしまいました。 事業者の皆様は、検索上位表示サービスについて聞いたことがあるかもしれません。かつてのGoogle(2000年代)は、外部リンクの数が多いサイトを人気があると判断し、検索結果の上位に表示させるという単純な指標を用いていました。そのため、比較的容易にGoogle検索の上位に表示されることが可能でした。 しかし、意図的にリンクされたサイトが多く上位に表示される状況が発生したため、Googleはこれを防ぐための対策を講じるようになりました。例えば、外部リンクが過剰に多いサイトの取り締まりを強化しました。 Googleは、検索結果を表示する前にクローラーというプログラムを使用して世界中のウェブサイトを収集し、そのデータをGoogleのサーバーに蓄積します。その後、これらのデータに重み付けを行います。この方式は現在でも基本的に変わっていません。 2024年3月のGoogle検索アップデートについて、Googleはコアアップデートによる大規模なアルゴリズムの変更だと発表していますが、その主な原因はChatGPTの登場にあると考えられます。ChatGPTの登場により、2000年代以降マイクロソフトのBingに続くGoogleに挑戦する勢力がAIとして現れました。 ChatGPTを開発したサム・アルトマンの影響により、現在あらゆる分野でAIの導入が爆発的に増えています。 現在は特に画像と映像への影響が大きく、下手をするとNETFLIXも食いそうな勢いで、個人の作品が出てくるでしょう。

グーグルの検索

グーグルの検索は簡単に言うと、世界中の沢山のウェブサイトを集め、そのサイトの重み付けをし順番を付けて表示する。

AI型の検索

AIは大量のデータを読み込み、そのデータを元に脳内モデルを真似たプログラムが自己計算をし、最も適切だとAIが重み付けしたデータを返す グーグルの検索はある意味、グーグル社のブラックボックス内に有り、その検索手順やアルゴリズムを公開する事はしていません。 ChatGTPは、ニューラルネットワークを利用したチャットによるAIで、どのソースを利用しているかは公開していませんが、機能のAPIを用意し、他の事業者にも使えるようにしている事が大きな違いです。 これはグーグルにとってはかなりの脅威になると言えます。 また、ある種のコンテンツ制作者にとってはグーグルからのアクセス流入が激減する事を意味します。 ただし現在のAIは万能ではありません。AIの言う正しいという事が正しいわけではないので利用には注意が必要です。 実際に利用してみると、プログラムについてもある程度の概略は表示しても正しく動かない等の事がそこそこあります。 その場合は手順から見直す必要もあり、信頼感は50%程度かもしれません。ただ、こちらの指示の手順が良いと動かなかったプログラムを動くのでやはり習熟は必要になります。 AIのニューラルネットワークは本当に数学的です。かなり高度な数学的知識が無いとその仕組や計算理解も難しいと思います。 しかし、その数学的な自然言語処理を文系が得意な言葉で操作するというのはある意味おもしろい仕組みです。

グーグルの検索とAIは全く違うモデル

1:グーグルは人々の作ったコンテンツを表示する。 2:AIは自然言語処理で機械が膨大なデータを利用して組み合わせた情報を表示する。 下記にChatGPTとGoogleGeminiのAI比較を載せます。これはグーグルについては現在のグーグル検索の結果では無く、グーグルが作成したAI Geminiの結果です。 こちらがChatGPTとGeminiに「なび東京を知っていますか?知っていればリンクを貼ってください。」と聞いた結果です。 実は以前のChatGPTは2022年以前のデータしか表示せず、全国なびを表示する事はありませんでした。 しかし、2024年6月20日はサイトの紹介文とリンクも正しく貼ってあります。 グーグルのGeminiは最新版ではありませんが、なび東京はリンクされていますが他のサイトのリンクも貼ってあります。 なび北海道については navihokkaido.comのリンクはありません。 なので精度については現在(2024年6月20日現在)ChatGPTの方が上の感じです。 AIの普及は現在始まったばかりです。 今後、どのようなサービスが出てくるのか。目が離せません。

投稿日:2024-06-19


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